美肌と睡眠の関係はアリ?ナシ?
美肌の為に質の良い睡眠を心がけたいものです。
睡眠不足は肌荒れを起こす、肌の大敵といわれています。
さて、美肌と睡眠の関係ってホントのところはどうなんでしょう。
肌の新陳代謝を促す成長ホルモンは、美肌に欠かせない「ゴールデンタイム」に
睡眠を取るかどうかで分泌量が変わります。
美容と睡眠の関係を探ってみましょう。
◆ 肌の「ゴールデンタイム」って何?
「ゴールデンタイム」に質のいい睡眠を取りますと、ダメージを受けた肌を修復してくれ、
肌再生を回復してくれます。また、肌以外にも疲労回復や脂肪燃焼、免疫力の向上など筋肉の発達、
いち早く美肌が散り戻せるのが「肌のゴールデンタイム」といわれています。
そんな時間があるのなら、ベストな睡眠時間は何時から何時になるのでしょう…。
「肌のゴールデンタイム」とは、肌再生を促す成長ホルモンが分泌されやすい時間帯のことです。
成長ホルモンは、肌のハリや弾力の維持に必要な皮下組織の水分量を保つ働きがあり、
肌のターンオーバーを促して、皮膚の新陳代謝を促進する力を持っています。
美肌の維持には不可欠で、「天然の美容液」とも呼ばれる成長ホルモンの分泌の為に、
ゴールデンタイムの睡眠が重要とされて来たのです。
◆ 「肌のゴールデンタイム」には諸説ある!
- 22時~2時というこれまでの定説
成長ホルモンによって肌の新陳代謝が最も活発になるといわれる時間が、22時~2時までの4時間です。
この時間に睡眠を取ることで、肌のターンオーバーが促進される説が大半を占めていましたが、
現在22時に眠ることはなかなか難しい時間である事から「実現不可能な理想論」であるようにも思われます。
- 入眠後3時間説が一般化してきた
人によって睡眠に入る時間は異なり、22時は難しいと言われるようになってから、
特定の時間に限定されず、その人の入眠後3~4時間が、成長ホルモンの分泌が
されやすいという説が有力になってきました。
入眠から3~4時間に、脳下垂体から成長ホルモンが分泌されることがわかっていて、
重要なのは寝ついてから3~4時間、質の良い睡眠を取ることが重要だと考えられるようになったのです。
◆ 成長ホルモンは加齢と共に減少する
睡眠時間に行われる新陳代謝によって、肌細胞の修復、再生を促進し肌荒れや
老化の進行を止める役割があります。
睡眠不足や自律神経の乱れは、ホルモンバランスを崩して、肌の代謝や免疫力の低下を招き、
乾燥やくすみ、しわ、シミ、たるみなど肌トラブルの原因になります。
美肌作りと睡眠は、深くかかわっているのです。
加齢と共に成長ホルモンは減少するといわれています。
しかし、美しい肌を保ち続ける為には、出来るだけ自分の身体から成長ホルモンが
分泌され続けることが必要になります。
その為には、深く質の良い睡眠「ゴールデンタイム」を、意識的に取ることが大切になります。
睡眠の質を高めることで、美肌はもちろん健康にもいい生活習慣を心がけていきたいですね。