原因不明の疲れや肩こりの原因は〇〇不足かも!
最近、昔と比べて日々疲れやすくなったと感じます。
ある程度の年齢を重ねた女性であれば、加齢による体の変化を感じた経験がおありかと思います。
・疲れやすくなった
・肌のツヤがなくなった
・顔色が悪い
・肩や首の凝り
・風邪を引きやすくなった
・集中力がなくなる
・頭痛
など、若い頃は大丈夫だったのに……と言った悩みがありませんか?
私の場合、疲れやすさに加え、頻繁ではないのですが、貧血気味で立ちくらみもします。
貧血 = 鉄不足?とも疑われますが、
最近受けた健康診断の血液検査では、特に問題はありませんでした。
でも、これらの症状は、一般の血液検査では判明しない、栄養素の「鉄」が
不足している場合でも起こるようです。
◆ 一般の血液検査ででてこない貯蔵鉄「フェリチン」に要注意
体内の鉄には、体内に酸素を供給する働きのある【機能鉄】である「ヘモグロビン」と、
肝臓や脾臓、骨髄に貯蔵されている【貯蔵鉄】の「フェリチン」があります。
一般の血液検査では【機能鉄】である「ヘモグロビン」値を測定しますので、
「ヘモグロビン」の値が正常な場合は、健診結果は「異常なし」で貧血とは診断されません。
体内は【機能鉄】の「ヘモグロビン」が不足すると、
それを補うために【貯蔵鉄】の「フェリチン」が利用されます。
分かりやすく例えれば、「ヘモグロビン」は「お財布の中の鉄」、「フェリチン」は「貯金の鉄」で、
体内で鉄が必要な時は、まずお財布の中の鉄を使い、
足りなくなったら貯金の鉄をおろすといえばイメージがつきやすいと思います。
この【貯蔵鉄】の「フェリチン」が少なくなると、鉄欠乏によって貧血のような症状が起きます。
隠れ貧血の状態といえます。
◆ 鉄の不足で引き起こる、無気力・むくみ・頭痛
また、鉄欠乏が原因で起こる症状は、貧血だけではありません。
女性の約8割が毎月月経前の特有の症状、イライラ、精神的な不安定さ、無気力、異常な眠さ、
むくみ、頭痛、過食などの不快なPMS・PMDD症状に悩まされていますが、
これらの症状は鉄不足によっても起こるようです。
加えて、鉄欠乏で「フェリチン」値が低い状態は、
女性ホルモンの乱れや妊娠にも影響がでてしまうようですので、
女性は特に意識して鉄分の摂取を心掛けたいものです。
一般の検診で、既に「ヘモグロビン」が低い値を示すようになっている場合は、
「フェリチン」は完全に不足している状態といえます。
なんとなく疲れやすく、貧血気味、そしてPMS・PMDDの症状に悩まされている方は、
【貯蔵鉄】の「フェリチン」が欠乏している可能性がありますので、
一度検査を受けてみるのも良いかもしれません。
この「フェリチン」検査は、婦人科等で気軽に受けることができます。
私も早速調べましたが、結果は「フェリチン」も正常値で異常なしでほっと一安心です。
ここのところ疲れやすい、など何となく体調がすぐれない方は、一度検査をしてみてはいかがでしょうか?
