悩んでますか?ニキビトラブルQ&A
一回できてしまうと、気になってしょうがないニキビ。
しかも、治りにくい、目立つなど、すごく落ち込みますよね……。
今回は、ニキビトラブルに関するよくある質問と、その答えをご紹介していきます。
ニキビに関する正しい知識を身につけ、間違ったケアを行わないようにしましょう。
Q1. ニキビができている時、化粧はしてもよいのですか?
一見するとあまりいいものではなさそうですか、きちんとしたメイクアップ商品を
選んでいれば問題はありません。
なるべくオイルの入っていないものを選択するとよいでしょう。
なぜなら油分が肌状態やニキビの悪化を促進するからです。
Q2. 赤外線はニキビにとってよいのでしょうか?
赤外線はニキビにはNGです。
赤外線効果による温熱は、炎症をさらに引き起こします。
ニキビに対する赤外線治療は原則として行うべきではありません。
Q3. 紫外線に対する影響はどうでしょうか?
紫外線はニキビを改善すると言われていますし、ニキビの患者は紫外線がニキビによいと
信じている人も少なくありません。
しかしながらニキビに対する紫外線の有効性は、すべて肯定できるものでもないのです。
ジェルベースなど油分の少ないタイプの日焼け止めを選び紫外線から肌を守りましょう。
Q4. ニキビ肌の洗顔はどのようにすればよいのでしょうか?
ニキビ肌は敏感肌として取り扱うべきです。
脂性肌の場合、固形石けんより液体のものでクリームタイプより
ジェルタイプの洗顔料の方が望ましいでしょう。
選ぶ際には弱酸性に調整されたもの、抗菌作用のあるもの、鎮静作用などの成分が
含まれているとよいでしょう。
基本的に洗顔料を選ぶポイントは油分が少なく、保湿力の高いものを選ぶことです。
Q5. ニキビができた場合、清潔に気をつけるべきでしょうか?
ニキビができた場合、清潔に保つ必要があることは言うまでもありません。
重症の炎症性のニキビは皮膚のバリア機能である角質層を破壊してしまいます。
このことが小さなニキビを悪化させたり、新しいニキビの原因になってしまうのです。
清潔に対しては十分に気をつけるべきなのです。
Q6. ピーリング治療は有効なのでしょうか?
炎症がひどくない状態で行うのがよいと思います。
ピーリングは角質層を取り去ることにより、皮脂腺の詰まりを改善します。
皮脂腺の分泌をコントロールする作用もあります。
しかし赤みがあって炎症が強いニキビの場合、ピーリングは行うべきではなく
抗生剤などによりまず炎症を抑制する必要があります。
Q7. どのような治療が有効でしょうか?
最良の治療は何であるかというのは、患者様のニキビの状態によって検討する必要があります。
皮脂腺を抑える作用がある有効な外用薬としては、ビタミンAの誘導体であるレチノイドがあります。
トレチノインやアダパレンなどです。
また、アレルギー反応が起こることもありますが、過酸化ベンゾイルも有効な外用薬(ベピオゲル)です。
レチノイドや過酸化ベンゾイルは中等度のニキビの局所コントロールとして、
特に抗菌剤による治療(アクアチムクリームやダラシンTゲル)が効果的でなかった場合の選択肢となります。
中等度で炎症の少ないニキビに対しては、ピーリング治療も効果的です。 http://www.hiroo-prime.com/
しかしながら重症のニキビ(炎症性の赤ニキビ、膿を伴うもの)には内服治療が第一選択となります。
抗生剤でも有効でない場合はイソトレチノイン(ビタミンA誘導体の内服)などを用いることもあります。
少し強い薬ですが、皮脂の分泌を抑制し、ニキビを悪化させないことで、ニキビ瘢痕などの
後遺症を最小限にする目的で使用します。また、女性が内服する場合、妊娠をしないように
留意するなどの注意点もあります。
日本ではまだ保険適応外の治療ですので、治療前に担当医師と十分に相談されることをおすすめします。
以上、ニキビによくある質問と回答でした!
ニキビは間違ったケアを行うと、悪化したり治癒が遅くなったりしてしまいます。
不安な方やなかなか治らない方は自己流で行わず、まずは皮膚科の先生に相談してみてください♪
