肌は腸を映す鏡~しつこい肌荒れは腸内環境に問題あり?~
毎日スキンケアをしっかりしているのに肌荒れしてしまう・皮膚科に行っても治らない……
そんな方はもしかすると、腸内環境のせいで肌荒れしているのかもしれません。
腸内環境を改善して、内側からキレイな肌を目指す生活のヒントをお教えします。
◆ 肌と腸ってどんな関係?
肌荒れは、紫外線や乾燥などの外的要因の他に、食生活や生活習慣などの内的要因によるものがあります。
腸内環境が悪くなると腸の中で毒素が作られ、それが腸粘膜から吸収されて、血管から身体中をめぐり、肌に蓄積して肌荒れの原因になります。
◆ 腸内環境を整えると、美肌になる?!
毒素は、食べ物や飲み物に含まれている微量の有害物質や発がん性物質、悪玉菌からでるフェノール類と呼ばれる毒素などがあります。
特にフェノール類は、腸から吸収されて肌に蓄積されると、皮膚のターンオーバーを阻害してしまい、
肌荒れ・皮膚のくすみ・乾燥の原因になってしまいます。
こんなとき、活躍するのが腸内環境を整える善玉菌。
善玉菌は毒素を便にして外に出す働きをしたり、悪玉菌を増えないようにしてくれます。
◆ 美肌のカギを握る、美腸!になる6つの方法
1)食事を3食しっかり取りましょう
ダイエットやめんどうだからと食事を抜いたりしていると、よい排便サイクルを作れずに腸内環境が悪化します。
きちんと3食、食べるようにしましょう。
2)乳酸菌・ビフィズス菌入りヨーグルトを一日300g摂取しましょう
腸内環境の改善には、もちろん善玉菌の存在が必須です。
善玉菌の代表「乳酸菌」や「ビフィズス菌」入りのヨーグルトやタブレットなど、色々なものがあります。
毎食後100gずつ、一日300g摂る習慣を付けましょう。
3)食物繊維をたっぷりとりましょう
大便を作る主要素は食物繊維です。健康なお通じのためには男性1日19g、女性は17gを目安に摂ることをおすすめします。
豆類、根菜類、海藻類、玄米などを食事に多く取り入れましょう。
4)水は一日に2リットル以上飲みましょう
健康な人の便は8割が水分でできています。
1日2リットル以上を目安に、常温の水かお湯を飲みましょう。
朝起きて水を一杯飲むと、反射で自然に便意をもよおすようになりますよ!
5)トイレタイムを作ろう
朝は慌ただしくて、つい便意を我慢してしまいますよね。
一定時間を「トイレタイム」としてキープして、便意を逃さない習慣を作りましょう。
6)1日9000歩のウォーキングで「腸腰筋」を鍛えましょう
快便にはインナーマッスルと呼ばれる腸腰筋(ちょうようきん)の働きが必要です。
この筋肉を鍛えるにはウォーキングが一番です。
1日9000歩(約1時間半)というとなかなか想像がつきませんが、一駅分電車に乗らず歩く、
エスカレーターではなく階段を使う、家事を機敏にこなすなど、
日常にプラスする形で意識して行うことで便秘解消になります。
腸内環境の改善には、生活習慣がとても大事なのです。
皆さんも、快便・美肌をめざして6つの方法を実践してみてはいかがでしょうか!
◆ まとめ
腸と肌の関係はとても親密です。腸内環境の善し悪しがすぐに肌の機能に影響を与えます。
最近肌が荒れないなと、ふと思い返したら 「快便・早寝早起き・バランスの良い食事・身体を温める・よく動く」などの
必要なポイントが定期的に実行できている生活になっていた、ということがあったりします。
逆に食べ過ぎた、アルコールを摂取しすぎた後などに、見事に吹き出物が出たり。。。
腸内バランスが崩れると、排出されるべき毒素が排出されず、そのまま皮膚にダメージを与えてるんだな、ということに反省することも。
インナーケアがどれだけ透明感のある肌に繋がってくるかということですね。
私も腸がキレイだと肌はキレイ!ということを身をもって実感している毎日です。
あなたも6つの方法を実践して、腸内と肌の美化を頑張ってみませんか?