【医師コラム】開いた毛穴・黒ずみ毛穴にお悩みなら…クリニックケアをご紹介
今まで、毛穴の開きの予防や自宅でのケアについてメインでお話してきました。
それでもなかなか改善されなかったり、ケアを行ってもやっぱり気になる、という方もいらっしゃると思います。
そんな方はクリニックでの治療も視野に入れてみましょう。
様々な毛穴の種類がありましたが、今回は種類別に代表的な治療方法をご紹介します。
毛穴の黒ずみ・角栓詰まりには
◯ケミカルピーリング
酸を塗布し、皮膚表面の表皮の古くなった角質を除去します。
それにより皮膚のターンオーバーを促進し、乱れを正常化させます。
◯レーザー治療
レーザーの熱エネルギーを加えることにより、線維芽細胞が刺激され、コラーゲンの生成が促進されます。
毛穴に対する治療としては、カーボンを使用したレーザー治療(カーボンピーリング)があります。
超微粒子のカーボンをお肌に塗布し、レーザーを照射することで毛穴の中のカーボンが反応し、熱エネルギーが加わります。
熱吸収を高めて強力に毛穴を収縮させるとともに、コラーゲン生成も促進されます。
最後にこの黒くなったカーボンを蒸散させることにより、古い角質や毛穴に詰まった老廃物を取り除きます。
たるみ毛穴、帯状毛穴には
◯高周波
高周波(ラジオ波など)を真皮層のお肌の奥深くにまでエネルギーを加えることにより、真皮組織の即時的な収縮と線維芽細胞を刺激することによる長期的なコラーゲン増勢が促されます。
開ききった毛穴には
◯ダーマローラー
◯フラクショナルレーザー
どちらも創傷治癒の過程を狙った治療です。
毛穴が拡大したニキビ跡の治療にも適応になります。
ダーマローラーは極細針がついた機器により、お肌に微細な穴を作ります。
すると、微細な穴の傷を治そうと、真皮層のコラーゲンの生成が促進され、肌の再生が促されます。
微細な穴が開いている状態は、よりお薬を浸透させる絶好のチャンスでもあります。
同時にEGFなどの成長因子の薬剤を塗布しますと、相乗効果が高まりますのでお勧めです。
フラクショナルレーザーはレーザーによりお肌に微細な穴を作ります。
ダーマローラー同様、コラーゲンの再構築を促し、新しい皮膚を再生します。
どちらの施術も赤みなどのダウンタイムが必要な施術ですので、ご自身の予定に合わせてスケジューリングしていきましょう。
あなたの毛穴はどの毛穴?まずはクリニックで診てもらいましょう
毛穴の状態によって必要な施術頻度は異なり、また、単一施術ではなく組み合わせが必要な場合もあります。
一度クリニックにて肌状態を確かめてみてはいかがでしょうか。