アンチエイジングの決め手は、抗酸化と抗糖化!
今年の春も花粉でお肌の調子を崩す方が多かったですが、皆様のお肌の調子はいかがでしょうか。
これを見ている方々は毎日保湿にも気を付けていると思いますので大丈夫だとは思いますが、
気温の変化が激しいこの季節、体調を崩して肌が荒れるということもあります。お気を付けくださいね。
今回はアンチエイジングの最も大事な二つのお話をしたいと思います。
その名も抗酸化・抗糖化です。
抗酸化とは
私たちの体は、常に酸素を消費してエネルギーを作り出しています。
しかし、酸素を利用すると活性酸素も同時に作り出されてしまいます。
この活性酸素は細胞を傷つけ、老化・癌・シワ・シミ・糖尿病や動脈硬化などの
生活習慣病などを引き起こす原因です。
活性酸素により身体が傷つくことを、酸化すると言い、「身体が錆びる」とも表現されます。
この活性酸素を抑えることを「抗酸化」と言います。
酸化から身体を守って体内外から健康美人に
活性酸素は年齢とともに増えていくと言われていますが、
他にもストレス・タバコ・激しい運動・多量飲酒・紫外線などが原因でも増えていきます。
こうした要因を避けることで活性酸素を減らすことができます。
身体には活性酸素を抑え、除去するシステムが備わっています。
このシステムを補助するために必要な栄養素や、
抗酸化力を持っている栄養素のことを「抗酸化物質」といいます。
この抗酸化物質は、ビタミンA・C・E・コエンザイムQ・ポリフェノールなど、
普段食べる野菜や果物に多く含まれていることが多いのです。
野菜や果物を積極的に摂ることで、酸化を防いで年齢より若々しく見える身体になりましょう。
抗糖化とは
抗酸化はよく聞く言葉ですが、「抗糖化」というフレーズを聞いたことがある方はいらっしゃるでしょうか。
糖化とは、食事などから摂った余分な糖分が体内のタンパク質と結びつく反応のことです。
血管の中で糖分とタンパク質が合体した後、なんと活性酸素により老化を引き起こす物質になってしまうのです。
抗酸化も大事ですが、この糖化を抑えることもアンチエイジングには必要なものの一つなのです。
糖化してしまった肌を改善・再生する方法は
糖化はつい最近判明し、今まさに研究されている真っ最中でもあるアンチエイジングの重要ワードです。
カルノシンなども、抗糖化に効く成分として有名ですね。
その他にも様々なメーカーから抗糖化効果を謳った商品が出てきますが、
まだよくわかっていないことも多いのが事実。
また、身体ではこの糖化したタンパク質を分解してアミノ酸に戻す分解酵素もありますが、
加齢とともに代謝が落ちれば、この分解能力も落ちていきます。
今のところ、見た目年齢のエイジングケアに
一番大事なのは、糖化をなるべく防ぐことなのです。
糖化体質を改善するには?
糖化を防ぐには、毎日の生活を見直してみましょう。
・食事
食事は糖化を防ぐにはとても大事です。
まず、最初に野菜を食べることで血糖値を上がりにくくします。
そして、ゆっくりよく噛んで食べること。こちらも血糖値の上りを緩やかにしてくれます。
また、朝食を抜くのはよくありません。
朝食を抜くことで血糖値が下がりすぎてしまい、昼食を食べた時、身体が糖を欲しがって一気に血糖値を上げてしまいます。
・食後には身体を動かしましょう
食後一時間は血糖値が上がって最も糖化しやすい時間です。
この時間にまったりしてしまうのは危険です。
出来れば食後30分のウォーキングがお勧めです。
もし外に出れないのならばスクワットなどの加圧トレーニングもいいですよ。
・睡眠時間は6時間以上を
新陳代謝が活発になるのは睡眠時。
睡眠不足になると新陳代謝も落ちて糖化したタンパク質も分解されにくくなってしまいます。
美容のためにも良質の睡眠を6-7時間とるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
よく知られている酸化の他に、糖化のお話もしました。
いつまでも若々しい身体でいるために、特に食事に気を付けて過ごしていきたいものですね。